アンセミオン(ウェッジウッド)の買取相場をご紹介
ウェッジウッドの中でも比較的価値が高いシリーズが「アンセミオン」で、ネオクラシック・スタイルが前面に打ち出された豪華な装飾が特徴です。
種類としてはアンセミオンブルー、カメオ、アンセミオンルビーがありますが、買取相場はどれも同じくらいです。ただアンセミオンルビーだけは、買取相場自体はアンセミオンブルーやカメオとそう相違ないのですが、現行品がなく、かつ流通量も少ないため希少性があります。恐らく全てのセットを集めるのは困難なのではないでしょうか。
アンセミオンの買取相場としては、カップ1客で5000円前後の買取価格が期待でき、プレートも大きさにより3000円～5000円前後の買取価格が期待できます。ポットなどの中型作品であれば買取相場も2万円前後が期待できるようになりますので、ティーセットなどで査定に出した場合、かなりの高価買取になる可能性が高いです。
では、ウェッジウッド「アンセミオンシリーズ」の買取相場をいくつか紹介していきます。
アンセミオン：「カップ&ソーサー」の買取相場
アンセミオン：「カップ&ソーサー(カメオ)」の買取相場
アンセミオン：「カップ&ソーサー(アンセミオンブルー)」の買取相場
アンセミオンに使用されている独特のシェイプは、ウェッジウッドの「1759シェイプ」といい、他にもパシュミナやルネサンスゴールドのシリーズにも採用されています。ですが1759シェイプのシリーズの中でもアンセミオンは別格で、買取価値も非常に高い食器です。
食器を高く売るには複数の買取業者での相見積もりを薦めますが、ウェッジウッドを高価買取してくれるおすすめの食器買取業者も併せて紹介しておきます。
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「ウェッジウッドのアンセミオン」はどんな食器？
「アンセミオン」とはもともと古代ギリシャ、ローマの建築物に使われている装飾を表す建築用語。エジプトやアジアの植物のモチーフがギリシャで伝えられたと言われています。
正しく配列されたストライプは「コロネード」と言われ、柱の列を意味します。金色の糸で刺しゅうを施したようなラインは「ローレル（月桂樹）」をデザインしたもの。色彩に一層の深みを出しているのはエアログラフという、エアブラシを用いて、色を吹き付ける技法によるものです。
ウェッジウッドの「アンセミオン」の煌びやかさは、それらの装飾を芸術的に取り入れた、一目見れば忘れられないデザインです。ウェッジウッド伝統のスタイルである「アンセミオン」「コロネード」「ローレル」「カメオ」のパターンを取り入れ、カメオがデザインされた器には、ウェッジウッドが誇るジャスパーの技術も生かされています。
伝統を取り入れたアンセミオンならではの格調高さと、贅沢に上品に施されたゴールド、エアログラフによる目にも鮮やかな色付けが見るものを惹きつけます。
アンセミオンシリーズならではの、素地と色彩のコントラスト
高品質のファインボーンチャイナに、色を吹き付けることによって独特の深みを出している「アンセミオン」シリーズは、コバルトブルーが鮮やかなアンセミオンブルーと、気品に満ち、ゴールドとの調和が美しいアンセミオンルビーがあります。どちらも吸い込まれそうな深みのあるカラーで、より一層の格調高さがあります。
コロネードのパターンをより一層引き立てるのは、「1759シェイプ」と呼ばれるウェッジウッド社の創立250周年に発表された、直線的なラインのシルエットと四角形の持ち手が特徴のシェイプです。
スタイリッシュでありながら、ウェッジウッドの伝統を作品の中にふんだんに盛り込んだアンセミオンシリーズは、ウェッジウッドの自慢の最高品質のファインボーンチャイナに深みあるカラー、豪華な金彩のコントラストが美しく、多くの人々に愛され続けています。
