アンティーク食器(ロイヤルアルバート)の買取相場や詳細
ロイヤルアルバートの設立は、1896年にまで遡ります。その翌年には、幸運にもヴィクトリア女王即位60周年の記念品を制作する機会に恵まれ、その作品の素晴らしさから”ロイヤルワラント”の称号を獲得するに至りました。
現在のロイヤルアルバートの指針として「リーズナブルなボーンチャイナ」があり、現在は製造をインドネシアで行い、コストを抑えています。
ですが、方向転換する前は手間暇かけた高級食器も数多く手がけており、それらはごく一部ではありますが、高い買取相場にて取引されています。
例えば、ロイヤルアルバートの「エアルーム」は、”家宝”という意味を持つ食器シリーズです。
当時のイギリスでは日本の伊万里焼が流行しており、その影響を強く受けた豪華絢爛なデザインへと仕上がっています。
エアルームは既に廃盤となってしまっており、制作年も大体1920年代頃になっていますので、希少なアンティーク食器のシリーズです。
美品のエアルームであれば、カップ1客あたり5000円前後の買取価格も期待できる品になっていますが、アンティークの食器は何より状態が大切になってきます。
ロイヤルアルバートの「オールドイングリッシュローズ」は、こちらも現在は販売されておらず、アンティーク品・ヴィンテージ品が少数出回っているのみの食器シリーズです。
金彩が綺麗に残っているものであれば、カップ&ソーサー1客で5000円前後の買取価格も十分期待できます。
アンティーク食器の目安としては、作られてから100年以上が経過しているか否かになります。100年以上が経過していれば「アンティーク」と呼べますし、100年以内の食器だと「ヴィンテージ」と呼ばれることも多いです。
ですが、この言葉の定義に関しては曖昧なところがあり、イメージしやすい通称として”アンティーク”の単語が用いられるケースもあります。
”100年以上”というのも、実はアメリカの関税法によって定められている決まりですので、国によってはアンティークのイメージが少々異なる場合があります。
例えば西洋に至っては、アールヌーヴォーやアールデコなどの分かりやすい装飾の歴史がありますので、そのデザインによって線引きが行われることもあります。
アンティーク食器かヴィンテージ食器か、どちらが買取相場が高いのかという点ですが、経年が多く希少価値が高い分、アンティーク食器の方が価値は高い傾向にあります。
ですが、希少性あり買取価値も高いヴィンテージの食器も多くありますので、一概にはいえません。
食器買取業者は、買取の申し込みを入れる前でも丁寧に質問に答えてくれるので、ロイヤルアルバート作品の正確な価値を知りたいときは「いくらで売れるか?」質問してみるのも良い方法です。
ブランド食器の買取でおすすめなら【買取福ちゃん】
【買取福ちゃん】食器買取データ
受付時間 | 9:00~21:00 |
---|---|
買取依頼の費用 | 完全無料(クーリングオフも可) |
相談のみの受付 | 対応可能 |
福ちゃんは食器買取も専門的に行っている買取業者で、ブランド食器の買取もおすすめですが、和食器やアンティーク食器など様々な食器を総合的に買取して欲しい時にも特におすすめです。初めての方でも安心して利用可能な雰囲気の対応も好評価でした
「ロイヤルアルバートのアンティーク食器」はどんな食器?
「最も英国的な王室御用達のテーブルウェア」と称されるロイヤルアルバートは、1896年にイギリス陶業の中心地ストーク・オン・トレントにおいて、トーマス・ワイルドとトーマス・クラーク・ワイルド親子によって創業されました。
トーマス親子が英国王室を愛するあまり、ヴィクトリア女王の夫アルバート公と、女王夫妻の孫アルバート・ジョージ王子にちなみ、社名を「アルバート」と名付けたといわれています。創業の翌年には、ヴィクトリア女王即位60周年記念の記念品を依頼されるなど、そのエレガントなデザインと高品質なボーンチャイナで、1904年には「ロイヤル」の称号を得ました。
ロイヤルアルバートの代表作としてあげられる「オールド・カントリー・ローズ」は、英国の国花でもある「バラ」を実に優雅に、金彩も豪華に施した逸品。古典的に描かれたそのバラの絵柄は、誰にでも親しまれるデザインで人気を博し、世界的にもベストセラー作品となります。
独特のシェイプは「モントローズシェイプ」と呼ばれ、上半分が横に向かい広がるように、下部はウエストから丸く膨らむような設計がされています。これは、紅茶を対流させながら適温に冷まし、紅茶を最も美味しく飲むための究極のシェイプとも言われています。
ロイヤルアルバートのアンティーク食器の魅力
ロイヤルアルバートのアンティーク食器といえば、創業から1970年代くらいまでの作品を示します。バラをはじめとする優雅な花々をモチーフにしたハンドペイントによる繊細な絵付け、金彩の豪華さが魅力です。金彩は筆を用いずに、ロイヤルアルバートの技術であるスポンジパット技法のぼかしで施されている作品が多くあります。
代表的シリーズである「オールド・カントリー・ローズ」もこの技法を用いており、色違いの月光バージョンとも呼ばれるバラをブルーで表現した「ムーンライトローズ」も大変人気のシリーズです。
ロイヤルアルバートシリーズの一覧
その他ロイヤルアルバートのシリーズについて興味がありましたら、是非こちらからご覧ください
ロイヤルアルバートの食器に関する価値や買取価格、概要の一覧についてはこちら