ロカイユ(KPMベルリン)の買取相場・買取価格をご紹介
KPMベルリンは、昔からのロングセラーシリーズが多い食器ブランドで、今回ご紹介の「ロカイユ」もその一つです。
「ロカイユ」は、当時流行していたロココ装飾を用いた食器シリーズで、貝殻のような繊細なレリーフで、軽やかなデザインが特徴です。
実際にロココ様式が一世を風靡していた頃に作られていた歴史ある食器で、絵付けなしの白磁タイプやウロコ模様、花の絵付けの物など多数のデザインが存在しています。
ロカイユの買取相場は、カップ&ソーサー1客でも5000円前後の買取価格が期待でき、食器買取業者によっては1万円前後の買取価格を提示してくれることもあります。
プレートも1枚あたり1万円前後の買取価格が期待でき、ティーポットや大皿などの大きな食器に至っては、5万円前後の買取価格が期待できることもあります。
無地の白磁タイプであれば、買取相場はカップ&ソーサー1客辺り大体3000円前後になってしまいますが、それでも査定に出してみる価値は十分にある食器だといえるでしょう。
KPMベルリンは、現在でも全ての食器が手描きにて制作されており、ドイツを代表する高級食器窯として知られています。
KPMベルリン自体がブランドとしての価値があり、数ある食器の中でも特に高価なブランド食器とされていますので、買取の際には複数の食器買取業者を利用し、相見積もりを取られることをおすすめしています。
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「KPMベルリンのロカイユ」はどんな食器?
KPMベルリンとは、「Kӧnigliche Porzellan-Manufaktur Berlin GmbH」のことであり、日本語に訳すと「王立磁器製陶所ベルリン」となります。日本ではあまり知られていませんが、ドイツ国内ではマイセンと肩を並べるたいへん有名な高級磁器の名窯として知られています。
1751年、磁器収集家であったプロイセン王国のフリードリヒ2世によって創立されたKPMベルリン窯ですが、正式に国王の所有となり、王室御用達の磁器窯として認められたのは、1763年だとされています。
KPMベルリンといえば、「クアランド」「ノイツィーラット」「ノイオジール トリオ」などが有名ですが、もう1つ忘れてはいけないのが「ロカイユ」です。
ロカイユとは、18世紀から19世紀ごろにヨーロッパでブームとなった貝殻や小石などをモチーフとする特徴的な装飾様式のことであり、耽美的で官能的なロココ様式を卓抜させることで、より幻想的な雰囲気を漂わせるエレガントで華やかなデザインとなっています。
ロカイユの多彩な絵付けパターン
KPMベルリンのロカイユは、美しい曲線美を持つ貝殻や小石などをモチーフとするヨーロッパの伝統的な装飾様式を純白の磁器と融合させたモダンなデザインの食器となっています。
1767年、Friedrich Elias Meyer氏によって、“ANTIQUE ZIERAT”ディナーサービスが製作され、その90年後の1857年にKing Frederick WillianⅣにより、初めてこのシリーズに「ロカイユ」という名が付けられたとされています。
草花のレリーフがデザインされたシンプルな純白の白磁の他に、16種類の絵付けパターンが用意されており、KPMベルリンのロカイユをプレゼントしたいお相手の方の趣味嗜好に合わせて色彩を選択することができますので、結婚記念日や誕生日のプレゼント、還暦のお祝いや母の日などの贈り物にもピッタリです。
18世紀のヨーロッパで誕生した優美で繊細なデコレーションを現代へと受け継ぐKPMベルリンのロカイユは、ほぼ受注生産といっても良い作品となっており、ロココ様式のロカイユフォルムにとてもマッチした絵付けに、心を奪われてしまう方も多いのではないでしょうか。
KPMベルリンシリーズの一覧
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