クアランド(KPMベルリン)の買取相場・買取価格をご紹介
KPMベルリンの「クアランド」は、新古典主義を取り入れている数少ない食器で、230年以上もの間受け継がれているロングセラーシリーズです。
繊細な装飾やレリーフ、クラシックな佇まいが高く評価されており、KPMベルリンの代表作のひとつとなっています。
「クアランド」の名称は、当時この食器を発注した伯爵の名前から付けられており、今では13種のパターンへと派生しました。
クアランドの買取相場は、シンプルな白磁タイプであれば、カップ&ソーサー1客あたり3000円前後の買取価格に落ち着くケースも多いです。
ですが、絵付けが施されているタイプだと買取相場はぐっと上昇し、カップ&ソーサー1客あたり5000~1万円前後の買取価格が期待できることもあります。
プレートも同じく5000~1万円前後の買取価格が期待できますが、柄や絵付けによって価格は異なります。
KPMベルリンは、現在でもクアランド含む全ての食器が手描き絵付けにて制作されており、ドイツを代表する高級食器窯として知られています。
KPMベルリン自体がブランドとしての価値があり、数ある食器の中でも特に高価なブランド食器とされていますので、買取の際には複数の食器買取業者を利用し、相見積もりを取られることをおすすめしています。
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「KPMベルリンのクアランド」はどんな食器?
1763年9月19日、プロイセン王国のフリードリヒ・ウィルヘルム2世によって正式に王室御用達の磁器窯となった、ドイツ発祥の老舗食器ブランド「KPMベルリン」。
日本ではあまり馴染みの無い食器ブランドではありますが、ドイツ国内ではマイセンと同等、それ以上の人気を誇る食器ブランドとなっており、いまではドイツ観光のお土産としてKPMベルリンの食器を購入される方も少なくありません。
KPMベルリンの代表作といえば、「ロカイユ」「ノイジェラット」「ウラニア」などが有名ですが、1790年頃に誕生した「クアランド」も忘れてはいけません。
クアランドとは、18世紀後半から19世紀前半にかけてブームとなった新古典主義を取り入れたKPMベルリンを代表する作品であり、シンプルで正確なフォルムと繊細でクラシカルなデザインが魅力となっています。
今では、新古典主義を取り入れたデザインの食器を生産しているのはKPMベルリンの他に存在しないと言われており、世界中のコレクターたちのあいだでは、非常に高い人気を誇っています。
新古典主義を取り入れたクアランドシリーズ
KPMベルリンのクアランドは、バロックやロココの次にやってきた新しい古典主義の思想を基に製作されたシリーズです。
18世紀初頭に誕生した貝殻や小石などをモチーフとし、繊細で美しい曲線と植物の葉のような複雑な曲線を取り入れた装飾様式「ロココ」が一世を風靡させた後、その反動として西欧全体に起こった古代ギリシャやローマの古典様式を模範とする新古典主義がブームとなりました。
形式的な美と写実性を重視した新古典主義(ネオクラシズム)を取り入れ、そのシンプルで正確なフォルム、コロンとした可愛らしい数珠模様とエレガントなリボンカーテンの繊細でクラシカルなレリーフと透き通るような白く美しい磁器を融合させたクアランドが誕生し、書き手の意欲を誘う優れた造形と使用者のことをよく考えられたとても使い勝手の良い食器として、多くの人々を魅了してきました。
磁器の白さを活かしたシンプルなデザインも人気ですが、KPMベルリンでは13種類の絵付けパターンを用意しており、ピンク、アクア、マンダリン、アプリコット、ラグーン、ピスタチオといったパステル仕上げのクアランドは普段使いに、ミントグリーンと金彩で仕上げた上品な絵付けが施されたクアランドは、母の日や父の日など大切な方への贈り物にオススメです。
ちなみに、世界限定99セットのみの販売となった、グレイとプラチナのモダンでシックな絵付けのクアランドは、磁器製の証明書とシリアル番号が入った特別製となっており、コレクターのあいだではとても人気があります。
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